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金融界のコペルニクス
(2008-11-17)
今年初めに拝聴した日本ファイナンシャルアカデミー主催のセミナーでの
内容をさらに詳しく丁寧に説明して書籍にした内容だった。
僕は「資産運用の世界では中原氏は現代のコペルニクスである」と思っている。
以前から金融工学と反する投資手法で実績を積み上げてきた氏だからこそ
書ける内容であり、その要素は前著や前々著でも感じ取ることができた。
セミナーでも「公に金融工学を否定するとバッシングがすごいから控えている」
とおっしゃっていたが、今回の本は銀行証券や金融工学関係者の批判を覚悟で
書いたことだろう。
金融工学でお化粧をした様々な金融商品の化けの皮は剥がれ、今でこそ多くの人が
金融工学はインチキだと言っているが、中原氏がサブプライムショック前から
金融工学や国際分散投資の弱点を逸早く指摘していたのは賞賛すべきだろう。
氏の金融工学は当てにならない、経済や金融市場の予測には歴史や哲学や人間心理が
不可欠な要素となるという持論がやさしい説明で書かれている。投資家必見の本
だと断言したい。
この国の経済を立て直す指針がわかる
(2008-11-05)
経済に興味がない人々でも理解しやすい簡単な文章で書かれている。
資産運用というタイトルだが、経済が苦手な僕でも引き込まれてしまう内容だった。
仲原さんは日本経済の問題点を洗い出し、それが日本の制度のすべてに
悪影響を与えていると指摘している。まさにそのとおりだと思った。
同時に、日本の政治家が何もしていないことに憤りを感じた。
この本は投資をやらない人々にも、願わくば全ての有権者にも読んでもらいたい。
官僚の間違った政策にNOを突きつけるために、僕たちひとりひとりが賢くならないといけない。
新しい常識
(2008-11-05)
一般的に普及している株式投資に関する常識が覆されました。
僕にとって革命的な出来事でした。長期投資はリスクが低い、企業価値は変わらない、
銘柄選びは重要などすべて誤りであることが論理的に正論で語られています。
新興企業は突然ビジネスモデルが崩壊したり、業績拡大中でも財務基盤の弱さから
突然倒産するという箇所を読んで「まさかそれはないだろう」と思いましたが、
読んだ直後にゼファーが黒字倒産しその後もバタバタと新興企業が倒産していきました。
ものすごいリアルに感じました。
資産運用の基本編や外貨預金の章においても、今までの常識は使えないものが多く、
グローバル経済での新しい常識がたくさん語られていて非常に勉強になりました。
投資で本当に大事なこと
(2008-11-05)
サクッと読めて得るものも多いです。現状から超長期的な経済(主に日本)を分析し、その上でプロではない普通の勤め人がどのように資産運用に取り組むべきか書かれています。他の本ではあまり見られないポートフォリオも提示してありますが、非常に説得力があります。
しかしなんといっても本書で最も重要なポイントは、投資はあくまで人生をより豊かにするためのもので、決して人生の中心にくるべきではないという視点です。
久しぶりに得るものの多かった本です。
不朽の資産運用本
(2008-11-01)
グローバル金融の本質が学べたことは大きいです。
世界のマネーがどのような特徴を持ちどのような相関関係で動いているのか、よくわかりました。
世界経済を予測できなくては、日本経済を予測しても意味がないと中原さんは主張しています。
世界経済の流れには日本も逆らえないからだというのです。
資産運用には世界経済の予測がいちばん重要で、世界経済のシンプルな予測方法を教えてくれています。
常勝のポートホォリオはシンプルな考え方であるのに、奥が深い運用方法でした。
基本のポートホォリオ加え、3つのポートホォリオ戦略を組み合わせることで、
柔軟な運用が身に付けられるようになると思います。
私たち一人一人が賢くなって、新しい金融リテラシー=捉利の考え方を普及していく必要があります。
捉利が複利を上回る理論として金融業界に定着していくことによって、
金融機関の利益とは相反するが、私たち投資家の利益はその分増えることは間違いありません。
まだすべてを理解できてはいませんが、
繰り返し読んで究極の資産運用法を少しずつ身につけていける自信が持てました。
中原さんの著作にはいつも感激させられています。



